Tuesday, December 06, 2016 12:40 PM

メルケル首相を党首に再任 独与党が選挙準備本格化

 ドイツの与党キリスト教民主同盟(CDU)は6日、西部エッセンで開催中の党大会でメルケル首相(62)を党首として再任、来年秋の連邦議会(下院)選挙に向けた準備を本格化させた。メルケル氏は首相4期目を目指す。

 英国民投票の欧州連合(EU)離脱派に続き、イタリアの国民投票でもEU懐疑派が勝利するなど欧州各国でポピュリズム(大衆迎合政治)が勢いを増し、EUの結束が大きく揺らいでいる。EUの「盟主」とされるメルケル氏にとって重要な選挙となる。

 党代議員による信任投票での支持率は89.5%だった。任期は2年。メルケル氏は2000年にCDUの党首に就任、05年にドイツで女性として初めて首相に就任した。(共同)