Wednesday, December 07, 2016 11:02 AM

電話会談の陰にドール氏 トランプ氏と台湾つなぐ

 ニューヨーク・タイムズ電子版は6日、トランプ次期大統領が米外交政策の慣例を破って台湾の蔡英文総統と電話会談を実施した背景には共和党の重鎮、ドール元上院議員の働き掛けがあったと報じた。

 同紙によるとドール氏は約20年間にわたり台湾のロビイストを務め、米司法省に活動内容を報告している。

 ドール氏は過去半年間、トランプ氏の選対事務所や政権移行チームに対し、台湾との関係強化を促してきた。トランプ氏が次期司法長官に起用したセッションズ上院議員と、台北駐米経済文化代表処(駐米代表部に相当)の高碩泰代表との面会を実現したり、共和党の綱領に台湾側の意向に沿った文言を盛り込ませたりした。(共同)