Wednesday, December 07, 2016 1:16 PM

イランの重水、基準以下に IAEAが確認

 国際原子力機関(IAEA)は6日、核兵器用のプルトニウムの抽出が容易な重水炉に使える重水11トンをイランが国外に輸送、イラン国内の貯蔵量が欧米など6カ国との核合意で定められた基準の130トンを下回ったと加盟国に報告した。外交筋が7日、明らかにした。

 外交筋によると、IAEAは報告書で「12月6日にイラン国外の目的地で重水11トンを確認した」としている。目的地は記されていないが、イランは11月、オマーンに輸送を始めたことを明らかにしている。(共同)