Friday, December 09, 2016 10:03 AM

五輪バレー、有明一体開発 小池氏、横浜見送り公算

 東京都の小池百合子知事は9日の定例記者会見で、2020年東京五輪のバレーボール会場の有明アリーナ(江東区)について「点ではなく地域としての発想が必要だ」と述べ、周辺の一体的な開発を検討していると表明した。横浜アリーナ(横浜市)への変更案は見送られる公算で、知事は16日の定例記者会見で判断を示す方向で調整している。

 小池知事は、コスト削減のため横浜開催を模索していたが、国内外の競技団体が難色を示していた。ただ、この日は有明、横浜開催の結論は「できるだけ早く」と述べるにとどめた。

 都の方針決定を受け、21日に開催する方向で調整されている国際オリンピック委員会(IOC)、大会組織委員会、政府との4者協議で正式に決まる予定だ。(共同)