Friday, December 09, 2016 10:06 AM

こうのとり打ち上げ成功 6回連続、信頼性高める

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は9日午後10時26分、国際宇宙ステーションに物資を運ぶ無人補給機「こうのとり」6号機を鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Bロケットで打ち上げた。こうのとりは約15分後、予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。

 H2Bによるこうのとりの打ち上げ成功は2009年から6回連続。ステーションへの物資輸送は米国とロシアも実施するが、失敗していないのは日本だけで、信頼性をさらに高めた。主力ロケットのH2Aと合わせると、05年から31回連続の成功で、合計の成功率は97.3%となった。

 こうのとりは、長期滞在する宇宙飛行士の食料や飲み水のほか、大学や民間企業が開発した超小型衛星7個、日本製のリチウムイオン電池でできたステーションの電源用の新型バッテリーなど計約5・9トンの物資を搭載。(共同)