Friday, December 09, 2016 10:06 AM

緊急漁獲規制改めて要請 太平洋マグロの国際会合

 太平洋クロマグロの資源管理などを話し合う中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)は9日、フィジーで開いた年次会合で、来年の年次会合での合意を目指して緊急漁獲規制を改めて検討するよう下部組織の小委員会に要請した。

 遅くとも2034年までに、親魚の資源量を約13万トンに回復させる新たな管理措置を講じ、それでも資源枯渇の恐れが高まった場合に備えて規制を検討させる。

 緊急漁獲規制を巡っては、日本が今年の小委員会で生後1年未満のクロマグロの量が3年続けて低水準だった場合、緊急漁獲規制を2年間実施することを提案したが、米国などが反対して合意できなかった。(共同)