Friday, December 09, 2016 6:26 PM

サイバー攻撃徹底調査指示 過去の大統領選、オバマ氏

 シュルツ大統領副報道官は9日、オバマ大統領が2008年以来の大統領選への干渉を狙った外国政府などによる「悪意ある」サイバー攻撃を徹底調査し、来年1月までの任期内に結果を報告するよう指示したと明らかにした。

 今回の大統領選を巡っては、民主党のコンピューターがハッキングされ、流出したメールが内部告発サイト「ウィキリークス」などに暴露された。オバマ政権は、ロシア政府「最高位」の指示によるサイバー攻撃だと強く非難している。

 今回の調査についてシュルツ氏は「大統領にとって重要な優先事項だ」として、「広範で踏み込んだ内容になる」と指摘。攻撃パターンを詳細に把握し、適正な防衛手段を講じるのが目的だとしている。08年の大統領選でも民主党のオバマ、共和党のマケイン両陣営に中国が発信源の攻撃があったという。(共同)