Monday, December 12, 2016 10:35 AM
日本製衣料、NYで攻勢 知名度向上に難しさも
景気拡大が続く米国で、丁寧な縫製や洗練されたデザインをアピールした「メイド・イン・ジャパン」の衣料品を売り込もうと、日本企業が攻勢を強めている。世界のファッションブランドがしのぎを削るニューヨークで知名度が高まれば、中国など各国でも販売が拡大すると期待する。半面、一朝一夕にはいかない難しさもうかがえる。
三陽商会は13日までの日程で、ニューヨークでコートの展示会を開催。青森県七戸町の工場で熟練した職人らが仕上げた商品を扱った。男性用のダブルトレンチコートが1395ドル(約16万円)と高価だが、修理をして長く使ってほしいという思いを「100年コート」という名前に込めた。
同社は国内販売が中心だが、昨年9月に東京・銀座にオープンした大型店は購入者の3割を外国人が占める。中国や欧米でも商機があるとみて、まずはニューヨークでブランドを広める戦略だ。(共同)
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