Monday, December 12, 2016 10:36 AM

親ロシア派検討、身内も疑問 米国務長官人事、近く決断

 トランプ次期大統領は11日、国務長官の最有力候補とされる石油大手エクソンモービル会長兼最高経営責任者(CEO)のティラーソン氏を「ワールドクラスのプレーヤーで、交渉人だ」とツイッターで称賛した。

 シリア情勢などを巡りロシアと対立する中、「親ロシア派」の同氏を起用することには身内の共和党内からも疑問の声が上がる。トランプ氏は党内の動向や世論を見極めながら決断するとみられる。

 国務長官にはロムニー元マサチューセッツ州知事らが次々と候補に挙がり、人選に時間がかかっているが、トランプ氏は11日放送のFOXニュースのインタビューで結論に「非常に近くなっている」と述べた。(共同)