Monday, December 12, 2016 10:36 AM

NY原油、高値圏で推移 54ドル台、協調減産決定で

 週明け12日のニューヨーク市場で、原油先物相場は高値圏で推移した。指標の米国産標準油種(WTI)1月渡しは時間外取引で、総じて1バレル=54ドル台で取引された。石油輸出国機構(OPEC)とOPEC非加盟国が10日に15年ぶりとなる原油の協調減産を正式決定したことが引き続き好感された。

 協調減産により世界的な原油の供給過剰が解消に向かうとの観測が市場で広がり、買い注文が入った。ただ、相場の上昇は米新型原油シェールオイル勢の増産につながり、中長期的には上値を抑えるとの見方も根強い。

 1月渡しは11日の時間外取引で一時1バレル=54ドル台半ばまで上昇し、約1年5カ月ぶりの高値をつけた。(共同)