Monday, December 12, 2016 10:36 AM

サービス業、米国の半分 生産性、大規模展開に差

 日本生産性本部は12日、日米の労働生産性を比較したリポートを公表した。製造業の生産性は米国の約70%、サービス業は約50%で、生産拠点の集約や大規模店舗の展開で効率化を進める米国企業に比べて日本の生産性が低い実態が浮き彫りになった。

 主要産業の2010〜12年平均の生産性を米国と比較した。製造業は69・7%で、10業種中、米国より生産性が高かったのは化学の約1.4倍、機械の約1.1倍だけで、自動車などの輸送用機械は92.7%、電気機械は19.4%にすぎなかった。

 サービス業は49.9%で7業種全てが米国を下回った。運輸業が44.3%、卸売・小売業は38.4%、飲食・宿泊は34.0%と50%を下回る業種が目立った。(共同)