Monday, December 12, 2016 10:37 AM
保有国と非保有国が対立 核軍縮巡り、長崎の会議
長崎市で12日開幕した国連軍縮会議の会合で、「核兵器があったからこそ国家間で戦争が避けられた」と主張した米国からの参加者に対し、米欧など6カ国と核開発活動を制限する合意を結んだイランからの参加者は「核廃絶で優遇される国はあってはならない」と批判した。核軍縮の在り方を巡り核保有国と非保有国の間での対立が浮き彫りとなった。
会合では、個人の資格で参加した米国務省の国際安全保障・不拡散局上級顧問やイラン外務省局長代行らが発言した。
外務省の相川一俊軍縮不拡散・科学部長も出席。2017年の制定交渉開始を国連総会第1委員会が決議した核兵器禁止条約に関し「保有国が関与しない条約は廃絶につながらない」と述べ、現在の安全保障環境下での制定に反対する立場を示した。(共同)
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