Monday, December 12, 2016 10:37 AM

テロ相次ぎ死者約150人 中東、アフリカ諸国

 トルコの最大都市イスタンブールやエジプトの首都カイロをはじめ中東、アフリカ諸国で10、11両日、爆弾テロが相次ぎ、少なくとも148人が死亡した。イスタンブールのテロでは、少数民族クルド人系武装勢力が犯行声明を出した。いずれも日本人の被害は確認されていない。

 イスタンブールでは中心部のサッカー場近くで10日午後10時半ごろ、自動車爆弾と自爆による計2回のテロが発生。アクダー保健相によると、44人が死亡した。クルド人の独立国家樹立を目指す武装組織「クルド労働者党(PKK)」の分派とされる武装組織「クルド解放のタカ(TAK)」が犯行声明を出し、警察はテロに関与したとして13人を拘束した。負傷者は約150人。

 カイロでは、中心部にあるキリスト教の一派コプト教の総本山、聖マルコ大聖堂で11日午前10時ごろに爆発があり、国営テレビによると、25人が死亡、49人が負傷した。(共同)