Monday, December 12, 2016 5:43 PM

F35戦闘機のコスト削減 トランプ氏が意欲

 トランプ次期大統領は12日、米軍に導入する最新鋭ステルス戦闘機F35の開発費や調達費が膨らんでいる現状について「制御不能だ」と批判し、来年1月の大統領就任後は「数十億ドルが節約されることになる」とコスト削減に取り組む意欲を示した。自身のツイッターに投稿した。

 トランプ氏は新たな大統領専用機「エアフォースワン」の建造費が高額だとして「発注をキャンセルする」と表明したばかり。トランプ氏の政権移行チームの報道担当者は今回の投稿も含め「納税者の負担を減らすために戦うというメッセージだ」と説明した。

 F35は米国や英国など9カ国が共同開発し、ロッキード・マーチン社が開発主体。ロイター通信によると、総開発費は4000億ドル(約46兆円)と見積もられた。航空自衛隊も42機を購入する。(共同)