Tuesday, December 13, 2016 4:45 PM
利上げへ情勢を最終点検 FOMC初日始まる
米国の当面の金融政策運営を決める連邦公開市場委員会(FOMC)が13日、首都ワシントンの連邦準備制度理事会(FRB)本部で始まった。雇用情勢が引き締まり続ける中で「(インフレ目標の)2%を数年で達成する」(イエレンFRB議長)とされており、市場では雇用や物価を中心とした経済情勢の最終点検を経て、政策金利のフェデラルファンド(FF)レートを0.25%引き上げるとの見方が大勢だ。2日間のFOMC会合では、米国経済の成長維持に向けた今後の利上げペースについても議論されるとみられる。
FRBは14日午後2時(日本時間15日午前4時)に声明を発表。その後、イエレン議長が記者会見する。今回は大統領選後初めてとなるFOMC参加者の経済・金利見通しも公表される予定で、来年以降の利上げペースに変化があるかどうか注目される。
会見では、トランプ次期大統領が掲げるインフラ投資拡大や大型減税など経済対策の金融政策運営への影響や、FOMC参加者の経済・金利見通しについて、議長がどのような見解を示すかに市場の関心が集まっている。大統領選中にトランプ氏はイエレン議長やFRBの金融政策運営に批判的なコメントを繰り返しており、次期政権とFRBとの関係についての発言も注目を集めそうだ。(共同)
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