Wednesday, December 14, 2016 10:04 AM

残りの陸自部隊が出国 南スーダンPKO派遣

 南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に参加する陸上自衛隊11次隊のうち、国内に残っていた最後の部隊約100人が14日、青森空港(青森市)から出国した。安全保障関連法に基づいて派遣部隊に付与された「駆け付け警護」の新任務は12日から運用が始まっており、総勢約350人で現地での活動に当たる。

 午後3時半ごろ、バスに乗った隊員が次々と空港に到着。空港ビルのロビーで、集まった家族らと写真を一緒に撮るなどして別れを惜しんだ。

 現地では第9師団第5普通科連隊(青森市)を中心とする警備部隊が、主に新任務を担う。青森県八戸市に住む50代の男性会社員は、息子(28)が同連隊に所属する。「個人的には安保法は憲法違反だと思う。本人の希望なので精いっぱい仕事をしてほしいが、とにかく無事に帰国して」と複雑な胸の内を明かした。(共同)