Wednesday, December 14, 2016 10:08 AM

カジノ法、未明に成立 年金制度改革法も

 カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)整備推進法案の修正案は14日午後の参院本会議で、自民党や日本維新の会などの賛成多数で可決した。衆院に戻され、同日夜開会の本会議で審議。15日未明に可決、成立する見通しだ。年金支給額の抑制を柱とした年金制度改革法は参院本会議で成立した。民進党は共産、自由、社民の3党と共に内閣不信任決議案などを衆院に提出した。与党は否決する方針だ。

 自民党は、カジノ法案の採決が15日未明にずれ込むとして、大島理森、伊達忠一衆参両院議長に14日までの国会会期を17日まで3日間、再延長したいと申し入れた。公明党は同行しなかった。

 カジノ法案の参院本会議採決で賛成は160票、反対は80票だった。公明党は自主投票で臨み、賛成18人、反対7人と割れた。山口那津男代表、魚住裕一郎参院議員会長は反対した。(共同)