Wednesday, December 14, 2016 4:41 PM

アサド氏「停戦せず」 パルミラ奪還を宣言

 シリアのアサド大統領は14日に放送されたロシア国営テレビのインタビューで、内戦の激戦地、北部アレッポの制圧後も「攻撃はやめない。停戦するのはテロリストが降伏した場所だけだ」と述べ、主要地域制圧に向けて軍事作戦を継続する考えを表明した。

 制圧したばかりのアレッポが不安定な状況にあるため当面は防衛強化に重点を置くとしながらも、11日に過激派組織「イスラム国」(IS)に奪われた中部の世界遺産「パルミラ遺跡」と周辺市街地の奪還に乗り出したいと宣言した。

 北西部イドリブ県など反体制派が掌握する他地域の攻略については、これまでアサド政権を支えてきたロシア、イランと協議しながら進めると説明した。(共同)