Wednesday, December 14, 2016 6:19 PM

アレッポ制圧後も支援継続 イラン、シリアは謝意

 シリアのアサド政権の後ろ盾となっているイランのロウハニ大統領は14日、アサド大統領と電話会談し、激戦地アレッポの制圧後も「テロリストが完全に駆逐されるまでシリア政府に力を貸す」と伝え、内戦終結まで軍事支援を継続する姿勢を改めて明確にした。イランの国営テレビが報じた。

 ロウハニ師はアサド政権軍によるアレッポ制圧を「人権を支持する全ての国にとっての偉大な勝利だ」と祝福。アサド氏は、最も困難な時期に支え続けてくれたイランのことを決して忘れないと謝意を表明した。

 シリアには、イラン革命防衛隊などが軍事顧問を派遣するほか、イランが国教とするイスラム教シーア派の「聖廟の警護」を掲げて多くの義勇兵が渡航。イラン側の戦死者はこれまで1000人を超えたことが判明している。(共同)