Thursday, December 15, 2016 4:54 PM

日露協力へビジネス対話 経済界、8分野で連携強化

 日本とロシアの経済界首脳らが今後の経済協力拡大の方策を話し合う「日露ビジネス対話」が16日、東京都内で開かれる。日露両政府が進める8項目の経済協力プランに沿った八つの分科会を開催し、これまでの成果や新事業の提案、今後の課題を議論。両国の企業は今後の連携強化などを定めた覚書も締結する。

 分科会は「都市整備」「極東の産業振興」「先端技術」「エネルギー」「中小企業」など8分野。日本郵便と東芝、ロシア郵便の事業協力や、日本の最先端技術を活用した病院建設や予防医療分野の共同研究など具体的な事業で意見交換する。

 同日夕に開く全体会合には両国首脳も出席し、日露経済交流の重要性を確認する。経団連の榊原定征会長(東レ相談役最高顧問)やロシアの経済団体「露日ビジネスカウンシル」のレピク議長ら経済界首脳が「経済関係発展への新たな試み」をテーマに討議する。(共同)