Thursday, December 15, 2016 4:56 PM

米国債保有、日本が1年8カ月ぶり首位 10月の国際資本統計

 米財務省が15日発表した国際資本統計によると、10月末時点の米国債の国別保有額で、日本が中国を抜いて昨年2月以来1年8カ月ぶりの首位になった。中国が10月に入って保有額を大きく減らした。中国当局が人民元の急落を防ごうと、外貨準備を取り崩してドル売り元買いの為替介入を行っていることが背景にあるとみられる。

 中国の保有残高は前月比413億ドル減の1兆1157億ドル。日本は45億ドル減の1兆1319億ドルだった。

 対米証券取引に伴う資本移動は海外投資家から見て188億ドルの買い越しとなり、2カ月ぶりに米国への資本流入を示した。(共同)