Friday, December 16, 2016 10:11 AM

五輪バレー会場、有明新設 小池氏、400億削減強調

 東京都の小池百合子知事は16日の定例記者会見で、2020年東京五輪のバレーボール会場として有明アリーナ(江東区)の新設を正式に表明した。有明地区を一体的に開発し、スポーツや音楽などのイベントを呼び込んで活性化させる。競技会場の見直しは一区切りとなり、今後は仮設施設の整備費分担が焦点となる。

 小池知事が他県への変更も含めて見直しを検討した3会場全てが、コストを削減し当初計画通りの場所で整備されることで決着。小池知事は有明アリーナで約65億円など計約400億円の整備費を削減したと強調し「ただ安くするのではなく、時間を浪費したとも思っていない。むしろ都民との一体感が生まれたのではないか」と述べた。

 21日開催で調整中の都と国際オリンピック委員会(IOC)、五輪・パラリンピック組織委員会、政府による電話形式の4者協議で最終的に決まる見通し。(共同)