Friday, December 16, 2016 10:13 AM

「偽記事」警告で拡散抑制 フェイスブックが対策

 交流サイト最大手のフェイスブックは15日、事実に基づかない「偽記事」の拡散防止に向けた新たな対策を発表した。読者からの通報で第三者機関が記事を検証するとともに読者に警告する。記事の表示に制限をかけて人目に付きにくくする措置も取る。

 大統領選を巡って特定の候補をおとしめる虚偽の情報が数多く投稿され、フェイスブックはこうした「偽記事」の拡散を助長したと批判されていた。米国では成人の半数近くがフェイスブックを情報源としているとの調査結果もあり、記事の信頼度を上げるための改善策に踏み切った。

 虚偽だと判断した記事をサイト上で通報できる仕組みを新たに設置。一定数の通報があった記事は、報道機関などが参加する第三者機関が内容をチェックする。(共同)