Friday, December 16, 2016 10:16 AM

ロシア企業、極東への投資要請 両国首脳、交流重要と強調

 日本とロシアの経済界首脳らが今後の経済協力拡大の方策を話し合う「日露ビジネス対話」が16日、東京都内で開かれ、ロシア側からは日本企業に対し、極東地域への投資を求める意見が相次いだ。日露経済界による会合開催は4年ぶり。対話では8項目の経済協力プランに沿った八つの分科会を開催し、これまでの成果や新事業の提案、今後の課題を議論した。

 同日夕からの全体会合では、安倍晋三首相が「日本企業との深い付き合いはロシアの製造業大国への近道だ」とあいさつし、両国の経済連携の強化を呼び掛けた。

 プーチン大統領は「日本はアジア太平洋地域の重要なパートナーであり、関係の深化や、相互に有益な交流拡大に関心を持っている」と強調。「このために私たちは平和条約締結という過去から来ている難しい問題から逃げないのだ」とつなげた。(共同)