Friday, December 16, 2016 1:07 PM

天野氏、18日にイラン訪問 核合意履行を協議

 国際原子力機関(IAEA)は16日、天野之弥事務局長がイランの首都テヘランで18日に同国政府高官と会談すると発表した。イランと欧米など6カ国の核合意の履行について協議するとしている。

 IAEAによると、イランは重水の貯蔵量が核合意に定められた基準の130トンを上回り、今月上旬までに11トンを国外輸送し、再び基準以下に削減した。

 基準を超えたのは2回目で、トランプ次期大統領が核合意見直しを示唆し、米国でイラン制裁法を10年間延長する法案が成立する中、国際社会からイランに核合意への誠実な対応を求める声が出ている。(共同)