Friday, December 16, 2016 4:50 PM

金正恩氏、権力基盤強化 総書記死去から5年

 北朝鮮は17日、金正日総書記の死去から5年を迎えた。指導部は追悼行事などを通じて金総書記の業績をたたえつつ、総書記の「遺訓」を継ぐ金正恩朝鮮労働党委員長への忠誠を呼び掛け、権力基盤のさらなる強化を図るとみられる。

 首都平壌では、市民らが早朝から市中心部の「万寿台の丘」に立つ金総書記と故金日成主席の銅像に献花。

 北朝鮮では一般的に死後3年で喪が明けるとされる。金総書記の死去3年目までは中央追悼大会が開かれたが、昨年は開催が伝えられなかった。今年は北朝鮮で重視される5年ごとの節目に当たり、追悼行事が開催される可能性がある。(共同)