Monday, December 19, 2016 10:24 AM

アレッポ退避を国連監視 安保理が決議案採択へ

 国連安全保障理事会は19日、シリア情勢に関する会合を開く。アサド政権軍が制圧した北部アレッポから民間人が安全に退避できるようにするため、国連の監視を求める決議案を採択する見通し。

 アレッポでは19日、中断されていた反体制派の戦闘員や家族らの市外への移送が再開された。シリア人権監視団(英国)によると、バス約20台が反体制派支配下のアレッポ県西部に到着した。

 決議案はフランスが主導して作成した。アサド政権側との協議が必要とするロシアが当初、拒否権を行使する意向を示していたが、フランスがロシアの主張を受け入れ、修正案で合意した。(共同)