Tuesday, December 20, 2016 4:55 PM

米通商代表候補に中南米系 女性のカランザ氏浮上

 トランプ次期政権の広報担当者は20日の電話会見で、米通商代表部(USTR)の代表候補に、ブッシュ前政権で中小企業局の副局長を務めたヒスパニック(中南米系)女性のジョビータ・カランザ氏が浮上していることを明らかにした。

 トランプ氏は大統領選中に中南米からの移民に差別的な発言を繰り返してきた。カランザ氏の起用検討は次期政権に対するヒスパニックの批判をかわす狙いもある。

 次期政権の広報担当者は、米大手鉄鋼メーカーの最高経営責任者(CEO)を務め、強硬な環太平洋連携協定(TPP)反対派として知られるダン・ディミッコ氏らも通商代表の候補に残っていると説明した。(共同)