Tuesday, December 20, 2016 4:55 PM

シリア和平協議案を説明 ロシア外相、米長官に

 ロシア外務省によると、ラブロフ外相は20日、ケリー国務長官と電話会談し、シリア和平に向けたアサド政権と反体制派の協議をカザフスタンの首都アスタナで開催する案を説明した。協議開催を呼び掛けるロシア、トルコ、イランの3外相による共同声明が20日発表されていた。

 この協議への想定参加国など詳細は明らかでない。国連主導のシリア和平協議は4月に中断したまま再開のめどが立っていないが、ラブロフ氏はアスタナでの協議が、和平協議の再開や推進につながると説明した。

 米国務省は20日、シリアでの停戦や人道支援物資の輸送、内戦終結に向けた政治対話の再開などについてケリー氏とラブロフ氏が協議したと発表した。(共同)