Wednesday, December 21, 2016 10:31 AM

地図アプリで踏切事故防げ 米当局、開発企業に要請

 カーナビとして使われるスマートフォンの地図アプリで、事故が起きやすい踏切をドライバーに警告してもらおうと、米当局がグーグルやアップルといった企業に協力を要請している。ニューヨーク・タイムズ(電子版)が20日までに報じた。

 米運輸安全委員会は19日、道路と線路が同じ高さで交差している20万カ所を超える踏切で事故が起きやすいとして、IT企業や運輸業者に正確な位置情報をデジタルの地図に入力し、車が近づいたらドライバーに警告するよう求めた。アップルなど4社は合意したが、実現の見通しは立っていないという。

 米連邦鉄道局もマイクロソフトなど11社に踏切の位置情報を共通化するよう促している。グーグルはかつて「グーグルマップ」で危険な踏切を警告することに合意したが、現在も「機能の追加方法を検討している」として実現していないという。(共同)