Wednesday, December 21, 2016 10:35 AM

米軍嘉手納基地で重大事故 哨戒機が機体損傷

 沖縄県の米軍嘉手納基地(嘉手納町など)でP8対潜哨戒機の機体が損傷する重大事故が発生していたことが20日、分かった。米軍は被害の深刻さを示す4分類で最重大の「クラスA」と認定。13日に同県名護市の浅瀬で起きた新型輸送機オスプレイの不時着事故もクラスAで、度重なる重大事故に沖縄県民の反米軍基地感情が高まるのは必至だ。

 事故は日本時間の19日に起きたとみられる。米海軍安全センターは、事故報告をホームページに掲載。それによると、嘉手納基地で整備作業のためけん引されていたP8哨戒機をけん引装置から引き離す際に胴体部分が損傷した。負傷者はいなかったもようだ。

 クラスAの事故は200万ドル(約2億3500万円)相当以上の被害や、死者が出た場合に認定される。同センターによると、今年10月以降、クラスAの事故は計10件発生している。(共同)