Wednesday, December 21, 2016 6:21 PM

日米首脳「和解の力」訴え 真珠湾訪問時の所感

 米国家安全保障会議(NSC)のクリテンブリンク・アジア上級部長は21日記者会見し、オバマ大統領と安倍晋三首相が真珠湾訪問時に示す所感で、戦火を交えた日米が同盟国に変容した「和解の力」を訴えると明らかにした。旧日本軍による真珠湾攻撃を生き延びた退役軍人らが一連の行事に参加する方向で調整しているという。

 日米両首脳は27日、1941年12月の攻撃で沈没した米戦艦の上に立つ「アリゾナ記念館」で犠牲者を慰霊し、所感を述べる予定。安倍氏と元米兵が対面する可能性もあり、日米両政府は「歴史の克服」のメッセージを発信したい意向だ。(共同)