Thursday, December 22, 2016 10:24 AM

米GDP、3.5%増 7〜9月期、上方修正

 米商務省が22日発表した7〜9月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)確定値は年率換算で前期比3.5%増となり、改定値から0.3ポイント上方修正された。速報値からは0.6ポイントの修正となる。市場予想は3.3%増だった。

 GDPの約7割を占めるとされる個人消費は好調を維持、企業の設備投資と住宅投資も上方修正された。伸び率は前期の1.4%増を大きく上回った。米連邦準備制度理事会(FRB)は14日、連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを決めた。今後の利上げペースは10〜12月期以降のGDP成長率が好調を維持するかどうかが鍵を握りそうだ。

 個人消費は3.0%増で、改定値から0.2ポイントの上方修正。非耐久財とサービスが上方修正された。輸出は10.0%増で、0.1ポイントの下方修正となった。輸入は2.2%増で0.1ポイント上方修正された。(共同)