Thursday, December 22, 2016 4:44 PM
服役中に過激思想傾倒か 伊刑務所で独テロ容疑者
ドイツ首都ベルリンのトラック突入テロで、捜査当局が行方を追っているアニス・アムリ容疑者(24)がイタリアで服役当時、刑務所側が「チュニジア人としか関係を持たず、イスラム過激派思想が強まっている」とイタリア内務省に報告していたことが分かった。ANSA通信が22日報じた。
報道によると、容疑者は2011年2月、移民船で地中海を渡航中に救助され、イタリア南部ランペドゥーザ島に到着した。同年10月に放火の罪で禁錮4年の判決を受け、15年までシチリア島の刑務所に収監された。服役中にチュニジア人同士のつながりを通じ、過激派思想に傾倒していった可能性がある。
一方、ドイツ連邦検察庁の報道官は22日、クリスマスマーケット(市場)に突っ込んだトラックの運転席側ドアなどからアムリ容疑者の指紋が検出されたことを挙げ、運転していたのはアムリ容疑者だと断定した。(共同)
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