Thursday, July 07, 2016 10:48 AM

メキシコに新工場開設、新モーター開発も〜カムスター

 印スターターモーターメーカーのカムスター・オートモーティブ・テクノロジーズ(本社:タミルナードゥ州チェンナイ)は、メキシコに新工場を建設する。オートカー・プロフェッショナルによると開設は2017年となる見通し。

 インドと米国に生産拠点を持つカムスターの主力事業はオルタネーターとスターターモーターの輸出で、フォードやボルボ、ルノー日産、タタ、アストン・マーティンといったOEMへの輸出が事業の95%以上を占めていた。近年はグローバル展開に注力しており、メキシコ新工場はこのほどOEM契約を締結した北米フォード及びブラジルのルノー日産からの需要に対応する。フォードには既にトラック用製品を供給しており、生産は全て米国拠点で賄っていたが、メキシコ工場の稼働開始後はその一部を新工場に移す方針。

 またカムスターは、開発していた新たなスターターモーターを発表。わずか1.5kgで史上最軽量と謳う同モーターは、従来とは異なる原料を使用している。高効率化で二酸化炭素排出量削減が可能となるデザインは、厳格化した排出基準達成に貢献すると期待されている。