Friday, August 25, 2017 10:36 AM

海外インフラ事業強化〜三菱UFJリース社長

 6月に就任した三菱UFJリースの柳井隆博社長は21日、インタビューに応じ、「再生エネルギーや社会インフラ関連事業は、海外に収益の種があり、経済規模の大きい米国には期待している」と述べた。特に鉄道や航空機などのリース事業の拡大に意欲を示した。

 三菱UFJリースは今年、米鉄道貨車製造大手と共同出資し、貨車の保守管理を手掛ける子会社を設立することで合意。2020年までに米国で鉄道車両2万5000両を取得する計画だ。

 柳井社長は「まずは(米国の)鉄道関連事業をしっかりと立ち上げて、収益にしていく」と強調した。さらに「国内で得意分野を磨きつつ、海外でも幅を広げていきたい」と語った。

 また、大株主の三菱商事と国内外で連携を強化する意向を表明。同社出身の役員を6人に倍増させており、「どんな分野で協働できるのか整理した上で、関係を深めていきたい」と語った。