Tuesday, September 04, 2018 11:07 AM
CATL、独にバッテリー工場〜19年着工、22年生産開始へ
中国のバッテリー製造大手コンテンポラリー・アムペレックス・テクノロジー(CATL)は、ドイツのチューリンゲン州エアフルトに新しいバッテリーセル工場を建設する。2019年に着工し、22年に生産を開始する計画だ。
独テレビn-tvの電子版n-tv.deによると、CATL欧州部門のマティアス・セントグラフ代表は「来年から新しい施設の工事にとりかかり、最初の部門の構築を図る」と語った。チューリンゲン州のウォルフガング・ティーフェンシー経済担当大臣によると、CATLは第1期に2億4000万ユーロ(2億8100万ドル)を投じる予定で、最終的に約600人の雇用創出を見込んでおり、22年までに生産量は電力量換算で14ギガワット時(GWh)となる見込み。
CATLは20年までに全社で50GWhの生産能力を備えたい考え。ロイターによると、業界最大手の同社は17年に11.85GWh分のリチウム電池を販売している。
ドイツ工場はCATLにとって初の海外生産施設で、これで欧州の顧客に対するサービスを向上させる。同社はBMW、ダイムラー、PSA、ルノー・日産、フォルクスワーゲン(VW)といった自動車メーカーから中国を含む国際市場でのバッテリー供給契約を取り付けている。BMWの場合、向こう数年間にCATLから40億ユーロ相当のバッテリーを仕入れる計画で、このうち15ユーロはドイツ工場が供給することになる。CATLはルノーと日産にもバッテリーを供給する予定だと報じられている。
【https://www.n-tv.de/wirtschaft/CATL-legt-kommendes-Jahr-in-Thueringen-los-article20591778.html】