Tuesday, October 16, 2018 10:49 AM
デンソー、組み込みソフト開発のイーソルに出資
デンソーは、リアルタイムの組み込みソフトウェア開発のイーソル(eSOL、東京都)に2%の出資を行なった。自動運転に求められるシステムや製品向けのソフトを開発するため、イーソルの技術を導入する。
自動運転の性能を向上させ、安全に関する外部のデータを活用するために車載エレクトロニクス製品は車両のシステム全体に継ぎ目なしで統合される必要がある。車載システムはますます複雑化しているため、新しいエレクトロニクスシステムや自動運転の制御ユニットに対応するようにソフトを更新、書き換え、追加することも必要になる。
デンソーのプレスリリースによると、両社は技術アドバイザーの派遣と人材交換などを通じて、ソフト開発分野で重要なパートナーとして協力し、次世代のエレクトロニクスのプラットフォームを構築する。
1975年に設立されたイーソルは、組み込みOS技術をはじめとする高度なソフトウェア技術を持ち、自動車分野でも車載ソフトウェアの標準規格化を進める企業連合AUTOSAR(オートザー)の主要パートナーとして車載ソフトの仕様策定に貢献している。
デンソーは2016年、イーソル、NEC通信システムズとともに複雑な車載ソフトウェアを自動車メーカーが利用できるようにすることを目指す合弁事業オーバス(AUBASS、東京都)を立ち上げた。
【https://www.denso.com/jp/ja/news/news-releases/2018/20181012-01/】