Thursday, October 18, 2018 9:38 AM

ボルボ、自動運転技術開発でエヌビディアのゼイビア採用

 ボルボ(Volvo)はエヌビディア(Nvidia)と提携し、エヌビディアの自動運転技術開発プラットフォーム「ドライブAGXゼイビア(Xavier)」を採用して自動運転車(AV)を開発し、2020年代の初めに市場投入する計画だ。

 両社はAV開発に向けて業務提携をすでに結んでおり、今回の提携は従来の関係を強化する内容。両社は人工知能(AI)を基盤としたAVを21年に市場投入する計画を先に表明している。

 ZDネット誌によると、ゼイビアは、レベル5(完全自動運転)を可能にするために開発中と宣伝されているが、両社は今回、ボルボが21年に市場投入する最初のAVは「レベル2+(レベル2とレベル3の中間)」になると発表した。

 エヌビディアはまた、ゼイビアが「新しい車載無線接続サービスや電力消費管理技術、車載技術の個別化」の開発に使われることになると述べた。

 初期段階のコネクテッドカー(通信網とつながる車)はすでに公道を走っているが、次期高速無線通信技術規格の5Gが19年から世界主要市場で本格導入されるのに伴い、つながる車の無線通信機能が劇的に向上するのは確実。そのため技術業界と通信サービス業界、自動車業界の大手や新興企業はつながる車向け新機能の開発に力を入れている。

 ゼイビアは、自動運転システム開発のプラットフォームとして使われると同時に、つながる車向け新機能の開発プラットフォームとして使われることになる。エヌビディアはコンチネンタルとも同様の契約を結んでいる。

https://www.zdnet.com/article/volvo-goes-with-nvidia-xavier-for-assisted-driving/