Tuesday, October 23, 2018 10:26 AM
ZF、ASAPの35%を取得〜自動運転関連のリソース拡大
ZFフリードリヒスハーフェンは、バイエルン州ガイマースハイムのエンジニアリング・サービス会社ASAPホールディングの35%を取得する。
グリーン・カー・コングレスによると、ZFはASAPへの資本参加によって、自動運転やeモビリティ分野の需要拡大に対応するための追加リソースを確保する戦略だ。ズクンフト・ベンチャーズのゼネラルマネジャー兼ZFアドバンスド・ディベロップメント部門責任者であるトルステン・ゴレウスキ氏は「確立された開発パートナーのASAPグループは、自動運転、eモビリティ、コネクテッドカー、車両ソフトウェア分野で幅広く専門知識を持っている。今回の資本参加によって豊富な業界経験とテストや検証分野で専門知識を持つ優れたエンジニアリング・サービス・プロバイダーの人的資源にアクセスできるようになる。量産に向けた先進的モビリティ・ソリューションの開発でASAPのチームと協力することを楽しみにしている」と話した。
ZFは近年、ズクンフト・ベンチャーズの傘下で実施する戦略提携や資本参加によって自動運転分野の開発力を大幅に拡大しており、今回の契約もソフトウェアと検証分野におけるeモビリティと自動運転の専門力を大幅に強化するという戦略に沿った動きと言える。
ZFのウォルフヘニング・シャイダーCEOは最近開かれたIAA商用車ショーで「ZFはこの2分野だけで向こう5年間に120億ユーロを投資する」と表明している。