Thursday, November 01, 2018 10:40 AM

DMI、デトロイトに拠点開設〜次世代車技術売り込みへ

 メリーランド州ベセスダを拠点とする新興の移動技術開発企業DMIは、ミシガン州デトロイトの中心部に事務所を新設し、向こう2年間に750人を雇う計画を進めている。

 末端間移動サービスと関連ソリューションの開発で大きく成長したDMIは、車車間(V2V)および路車間(V2I)接続システムの開発で台頭した。

 デトロイト・ニュースによると、DMIのデトロイト進出は、コネクテッドカー(つながる車)の無線通信技術をさらに向上させ、自動車業界との共同開発や取り引きを増やすためデトロイトでの存在感を高める狙いがある。

 フォードは最近、2019年に販売するすべての新車につながる機能を搭載する方針を表明し、GMはつながる機能の開発を数年前から本格化させている。車載無線通信は自動運転車の開発に欠かせない技術であるため、つながる車の市場投入は自動運転車の実用化に向けた通過点でもある。

 ほとんどの自動車大手は自動運転車の公道実験を進めており、向こう2〜3年以内に大衆市場で自動運転車を発売したいと考えている。

 DMIは世界各地に事業所を持つが、これまでデトロイトには拠点がなかった。デトロイト事務所の開設を決めた同社は、すでに250人の雇用を決めている。残る500人の採用は今後随時進める見通し。

 調査会社ガートナーは、20年までに2億5000万台のつながる車が公道を走るようになると予想している。

https://www.detroitnews.com/story/business/autos/2018/10/11/dmi-plans-detroit-expansion-connected-cars/1588370002/