Monday, April 01, 2019 9:50 AM

FCA、カナダのミニバン工場で1500人削減へ

 FCAはカナダ・オンタリオ州ウィンザーのミニバン組み立て工場でシフトを1つ減らし、人員も1500人削減する。

 ロイター通信によると、世界的なミニバン需要の減速が理由で、シフトの縮小は9月30日に実施する。従業員の適格者には早期退職プランを提供し、無期限解雇された時間給労働者をオープンフルタイムのポジションに配置する。

 カナダの複数のメディアは、FCAが4月に2週間、ウィンザー工場の操業を休止すると伝えた。生産調整のための操業休止は2019年に入って3回目。

 1983年にクライスラー(当時)が業界で最初にミニバンを市場投入して以来、累計1200万台以上のミニバンを販売した。90年代初頭までは年間販売台数が50万台を超えていた。

 しかしこの10年間は多くの自動車メーカーがミニバン生産を中止し、米国ではSUV人気が高まってミニバンの販売量は縮小した。

 FCAの18年ミニバン販売台数は、「クライスラー・パシフィカ」と「ダッジ・グランドキャラバン」を合わせて27万台。19年の1〜2月は前年同期比で約25%減少している。