Tuesday, May 07, 2019 10:04 AM
BMWなど欧州勢、小型3Dカメラ開発で協力
BMW、応用研究機関フラウンホーファーIOF、3D画像処理ソフト開発のゲスティゴン(gestigon)、電子部品大手メレキシス(Melexis)およびメレキシス・テクノロジーズ(Melexis Technologies)は、車内用小型3Dカメラの共同開発プロジェクト「MinTOFKA」を進めている。
メレキシス(ベルギー拠点)のプレスリリースによると、同プロジェクトはドイツ連邦教育研究省(BMBF)の資金援助を受けて2018年12月に始動し、推定340万ドルのコストの約半分を関係する業界パートナーが負担しながら21年11月末まで継続する。
高度に自動化された車は、ドライバーが自動運転システムから運転を引き継げる状態にあるかなどを確認するため、常に車内を監視するカメラシステムが必要になる。ところが、従来の検出範囲の広いカメラシステムにはかなりの設置スペースが必要だったため、「MinTOFKA」プロジェクトでは小型の広角3Dカメラの開発を目指す。
開発が成功すれば、車内と乗っている人や物の3次元(3D)データを同時に収集、処理できるようになり、インフォテンメント用のジェスチャー制御やドライバーがステアリングに手を乗せているかどうかの検知などが1つのシステムでできるようになる。
https://www.melexis.com/en/news/2019/25mar2019-mintofka-project-kick-off