Tuesday, July 23, 2019 10:10 AM
ヴァレオ、ライダー5億ユーロ分を受注
フランスの自動車部品大手ヴァレオは、大手自動車ーメーカー4社から計5億ユーロ(5億6400万ドル)相当のライダー(光検知・測距装置)を受注した。
ロイター通信によると、ヴァレオ幹部のマーク・ブレコー氏は「この受注は恐らく最終的に10億〜15億ユーロのビジネスにつながり、24〜25年まで続くだろう」と話した。
ライダーは、自動運転車(AV)が車の周囲の状況を認識するための高性能センサーとして使われる例が増えており、企業や個人投資家は過去3年間で10億ドル以上をライダーの新興企業約50社に投じている。18年の投資額は過去最高の4億2000万ドルに達した。
一方、AV販売を見据える電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスクCEOはライダーに批判的で、テスラはAVの視認システムにカメラとレーダーを使っている。それでもヴァレオのブレコー氏は「近い将来、マスク氏もライダーになびく」と見ている。
ヴァレオは、自動車市場の全般的な低調や貿易摩擦などの影響を受けながらも、排ガス規制の強化や車両電動化の加速の恩恵に期待して多額を投資しており、フランス政府は4月にヴァレオの持ち分を7%強に引き上げ、アクティビスト・ファンド「ハリス・アソシエイツ」の持ち分を上回った。
https://www.reuters.com/article/valeo-lidar/update-1-car-parts-group-valeo-announces-500-mln-euros-of-orders-for-its-lidar-sensors-idUSL8N24515C