Thursday, July 25, 2019 9:48 AM
コンチネンタル、大学と共同で燃料電池研究所を開設
ドイツのサプライヤー大手コンチネンタルは、燃料電池技術分野の強化を目的に、独ケムニッツ工科大学プロフェッサーシップ・オブ・アドバンスト・パワートレインズ(ALF)と提携して研究拠点Fuel Cell Laboratory for Fuel Cell Technologyを立ち上げた。
グリーンカー・コングレスによると、ケムニッツのキャンパス内にあるプロフェッサーシップALFの新しい研究室Fuel Cell Materials Laboratoryは今年2月、測定力を高めるための主要要件である大きな水素タンクを設置しており、コンチネンタルとの提携によって現在ドイツで最も近代的な水素研究室の1つとなった。
新しいテストベンチは、さまざまな状況下で燃料電池の性能を調べるため、環境条件や作業負荷の変化をシミュレートできるようになっている。これは燃料電池の性能評価には不可欠で、異なる温度、圧力、湿度のほか、重量や地形といった作業要件をシミュレートしながら実験する。
燃料電池の革新的な材料に関する最初の測定作業はすでに進行中で、特に効率が良く経済的な部品や素材の量産に向けた基盤を構築している。もう1つのプロジェクトでは、効率的な運転のための制御装置や制御アルゴリズムも開発される見通しとなっている。
https://www.greencarcongress.com/2019/07/20190721-conti.html