Monday, July 29, 2019 10:09 AM

つながる車を道路管理に利用〜トヨタと赤磐市が実証実験

 トヨタ・モビリティ基金(TMF)は、岡山県赤磐市や岡山県などと協力して、同市内でコネクテッドカー(つながる車)を利用した道路の維持管理に関する実証実験を始めたと発表した。

 TMFによると、実験の期間は7月から2021年3月まで。岡山大学や赤磐警察署なども加えた産学官6機関によって同日設立された「道路維持管理の新たな手法を考える協議会」が実施主体となる。

 車に搭載されたセンサーの振動情報やドライブレコーダーからの画像を収集・分析し、路面の劣化状態を数値化することで、道路維持管理の効率化を目指す。情報はほかに、交通安全対策の充実や災害時の安全な移動の支援などにも活用する。

 TMFが助成する同様の取り組みは、日本では愛知県豊田市に次いで2例目。