Thursday, August 01, 2019 9:56 AM
アウスター、AV開発2社にライダー供給
ライダー(光検知・測距装置)開発のアウスター(Ouster、カリフォルニア州)は、自動運転の送迎車(シャトル)や多目的車の生産を強化しているコースト・オートノマス(Coast Autonomous、同)と、ライダー供給に関する覚書(MOU)を交わした。
オートノマス・ビークル・テクノロジーによると、コーストはアウスターの「OS1 LiDAR」を主として車両の位置特定や障害物検出のために使う予定で、アウスターのライダー技術はコーストの車両関連技術の重要な要素になる。
コーストの共同設立者であるピエール・ルファーブ最高技術責任者(CTO)は「当社は、性能で妥協しない安全性に重点を置いており、費用効率の高いサービスを提供している。アウスターのOS1は、価格、視野、角度分解能、有効距離、サイズのバランスが取れた素晴らしい選択肢。世界展開する上で重要になる堅牢なデザインとあらゆる天候や地形に耐える能力にも多いに感銘を受けた」と話している。
アウスターは同時に、「OS1 LiDAR」が食事配達サービス・ポストメイツ(Postmates、同)の配達ロボット「Serve(サーブ)」にも搭載されると発表した。荷物を運びながら自動で歩道を動く「サーブ」は、性能、軽量、バリュー、信頼性を合わせて提供するために設計された「OS1」によって、歩道上の安全な移動、歩行者の検知、人々との交流などが可能になる。ポストメイツのアリ・カシャニ副社長(特別プロジェクト担当)は「OS1の有効距離、サイズ、耐久性、高い分解能はサーブに最適」だと話している。
「OS1」は、消費者向けデジタルカメラやスマートフォンに使われている相補型金属酸化膜半導体(CMOS)技術を使っており、「サーブ」の大規模展開に必要な製造規模と都市環境を安全かつ効率的に移動するための高度な認識機能を提供する。「サーブ」はまずロサンゼルスで商業展開する予定。
https://www.autonomousvehicletech.com/articles/1894-ouster-lidar-speced-in-two-avs