Tuesday, August 27, 2019 10:04 AM
オーロラ、自動運転の仮想試験用ソフトを発表
自動運転技術を開発する新興企業オーロラ(Aurora、ピッツバーグとパロアルト拠点)は20日、自動運転車(AV)のシミュレーションと仮想試験用ソフトウェア「オフライン・エグゼキューター(Offline Executor)」を発表した。
ピッツバーグ・ビジネス・タイムズによると、AV開発に取り組むほとんどの企業は、自動運転システムの試験や訓練で運転の状況、場面、走行環境を想定して映し出すシミュレーションや仮想現実(VR)用のソフトウェアを使うようになっている。この分野の主役は、自動運転技術を高めるための機械学習アルゴリズムで、オフライン・エグゼキューターは、シミュレーションと仮想試験用ソフトを拡充することでソフトの重要性を業界に浸透させようという狙いで開発された。
AV開発に取り組む企業は、自動運転システムの基盤となる機械学習アルゴリズムを公道走行によって試験、訓練する手法を取るのが一般的だ。従って公道試験を行った時間が性能の向上に直結する。しかし、実際に公道を走らせるには時間と労力、そしてコストがかかる。そこで、仮想化ソフトによって公道を走らずに機械学習アルゴリズムを試験および訓練する手法が生まれた。
オーロラのようにピッツバーグでAVの試験および開発に取り組んでいる大手には、アルゴAI(Argo AI)やウーバー(Uber)、アプティブ(Aptiv)があり、これら3社も仮想試験とシミュレーション用ソフトを使っている。
https://www.bizjournals.com/pittsburgh/news/2019/08/20/aurora-debuts-software-for-testing-autonomous.html