Tuesday, October 08, 2019 10:04 AM
スマートアイのDES、日本車8モデルに追加採用
人の目の動きを追う視線計測(アイトラッキング)技術開発のスマート・アイ(Smart Eye、スウェーデン)は、日本の大手自動車メーカーとのドライバー・モニタリング・システム(DMS)供給契約に、自動車8モデルが追加されたと発表した。
同社のプレスリリースによると、このメーカーは8つの新モデルにスマート・アイの第2世代DMSを搭載するという。システムにはドライバーの安全性や体験の改善につながる人工知能(AI)用のソフトウェアが含まれ、視線計測、顔認証、ドライバーのわき見防止機能などを提供する。
マーティン・クランツCEOは「8車種が追加されたことは、DMS技術の需要が世界的に高まる中で当社の製品が引き続き堅調であることを示す。日本市場での勢いが世界市場で主導的地位を固める助けになる」と語った。
スマート・アイは、急成長する自動車業界向けDMS市場に早くから進出した企業の1つで、2019年5月には日欧の大手メーカー2社が共通プラットフォームで生産する2モデルへの供給契約を獲得したことを発表した。今回の追加発注で供給モデルは10車種になる。
最初のモデルは20年の量産開始が予定されており、製品のライフサイクル予想を基にした追加契約による推定収入は2億クローネ(200万ドル)。
スマート・アイは、今回の追加注文も含め現時点でメーカー8社から53件の供給契約を取り付けており、契約が生み出す価値は計13億5000万クローネ以上に上る。すでに6モデルが量産に入っており、19年5月にはBMWの「3シリーズ」と「Z4」にDMSを供給する契約も獲得している。
https://news.cision.com/smart-eye/r/smart-eye-receives-additional-eight-design-wins-with-existing-japanese-oem,c2919781