Monday, November 18, 2019 9:08 AM
GM、今後5年でEV強化〜バーラCEO語る
GMは、今後5年でEVの開発・販売への投資をガソリン燃料車よりも増やす方針だ。メアリー・バーラCEOが明らかにした。
ロイター通信によると、バーラCEOはEVについて、ガソリン車よりも労働力が「やや少なくて済む」と語った。GMは全米自動車労働組合(UAW)との4年間の労働協約を更新したばかりだが、UAWはEVの市場シェア拡大に伴う業界雇用レベルについて懸念を表明している。
バーラ氏は、2030年代になってもガソリン車は米新車販売の大部分を占めると強調した。GMのエンジンおよびトランスミッション工場は存続が脅かされることはなく、EVの部品の需要も生まれると述べた。
バーラ氏は一方で、UAWとの労働協約は同社が製造するEVの台数を制限するものではないと述べた。労使交渉の過程でGMがUAWに送った書簡によると、同社はデトロイトのハムトラミック工場に30億ドルを投じ、電動のトラックやバン、バッテリーモジュールを製造する計画だ。
GMは過去1年にわたって、より多くの資源をガソリン車からEVへと移している。これまでに8000人の定額給従業員(北米ホワイトカラー従業員の15%)を解雇し、技術系とホワイトカラーの人材の再編を行なった。
国際電化担当バイスプレジテントのダン・ニコルソン氏はこの2月、エタノール業界の会合で「わたしはある時点で内燃機関を専門に扱う世界で8000人の組織を率いていたが、その後組織は70%が内燃機関、30%が電動化という構成に変わり、さらに今では内燃機関が30%、電動化が70%になっている」と話していた。